蓮くんは僕が護る

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ぼくは複雑な感情になりつつ蓮くんの両脚を持ち上げる。 「ちょ、やっぱこの体勢やめる! いつものやつで!」 まだ下着を履いたままの彼が両手で股間を隠す。 「どうして? また背中触られてヘロヘロになりたいの?」 「そ・・・じゃね、けど。 ・・・このカッコ、恥ずかしい・・・」 目線を僕から逸らし横を向いた蓮くんは、耳だけじゃなくその延長線にある首筋までもを赤らめている。 胸の中心から背中へとゾクゾクと何か這ってすり抜けるような感覚で、僕の体は一瞬で熱を上げる。 「恥ずかしいとかやめるとか、最中にそんなの言っちゃったら相手はシラケちゃうんじゃない?」 「う・・・」 「先輩は僕みたいにやってくれるはずないんだから、蓮くんが誘うしかないんだよ? ほら自分で脚持ってお尻見せて?」 「うう・・・」 下唇を噛み締めて羞恥に耐えながらも、蓮くんは素直に膝の裏に腕を回し脚を抱える。 でんぐり返しの閉じた太腿の付け根の間にある下着の膨らみ。蓮くんが女の子じゃない証拠。 指先で触れるとフニフニと柔らかい。 会陰に指を滑らせると、薄い布の中で窄まりが きゅ と締まる動きをするのがわかる。
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