♯4 練習曲〝憧憬〟

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「や、だ、まゆき………あ、ああ、いや、いやだ、イキたく、ないぃ…っ!」  叫びながら桜也は達する。あごを反らし、勢いよく精液を噴射する。   「うっ、ぐ…っ」  あまりの屈辱に耐えきれず、桜也はぼろぼろと泣き出した。  だが心とは裏腹に、その体は熱を帯びて力が抜け、白濁液がかかって艶かしく光る。…桜也が快楽を甘受した事の、なによりの証拠だ。 「エロ過ぎ、桜也。そんな姿を見せつけられたら、僕…!」 「…あ、ああ…!」  激しく腰を打ちつけ始めた真雪に、桜也は泣きながらも甘い悲鳴をあげる。  ほどなくして真雪は、欲望のすべてを桜也の中に注ぎ込んだ。 「ああ、いい…、最高だ…」  ここは天国かと錯覚するほどの絶頂。  全身を震わせ、目を閉じて余韻を味わいながら、真雪は決意する。  もう、二度とここから桜也を出さない。  桜也がどんなに自分を嫌っても構わない。  なんとしても、ここで桜也を生かし続けるのだ、と。
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