594人が本棚に入れています
本棚に追加
「や、だ、まゆき………あ、ああ、いや、いやだ、イキたく、ないぃ…っ!」
叫びながら桜也は達する。あごを反らし、勢いよく精液を噴射する。
「うっ、ぐ…っ」
あまりの屈辱に耐えきれず、桜也はぼろぼろと泣き出した。
だが心とは裏腹に、その体は熱を帯びて力が抜け、白濁液がかかって艶かしく光る。…桜也が快楽を甘受した事の、なによりの証拠だ。
「エロ過ぎ、桜也。そんな姿を見せつけられたら、僕…!」
「…あ、ああ…!」
激しく腰を打ちつけ始めた真雪に、桜也は泣きながらも甘い悲鳴をあげる。
ほどなくして真雪は、欲望のすべてを桜也の中に注ぎ込んだ。
「ああ、いい…、最高だ…」
ここは天国かと錯覚するほどの絶頂。
全身を震わせ、目を閉じて余韻を味わいながら、真雪は決意する。
もう、二度とここから桜也を出さない。
桜也がどんなに自分を嫌っても構わない。
なんとしても、ここで桜也を生かし続けるのだ、と。
最初のコメントを投稿しよう!