593人が本棚に入れています
本棚に追加
もう一ヶ月も経っていたのか。
真雪から食事に誘われ、車で送ってもらったつもりが、目覚めたらここに監禁されていた。あの悪夢のような日から、もう一か月も経っていたなんて…。
(ここに来てから、じゃない。
おまえがおれをここに閉じ込めてから、だろう⁉)
そう言いたいのに言葉が出ない。
ショックが大きすぎて、言葉にならない。
バスルームで排尿されるところを見られたり、つながったまま食事をしたり、真雪に挿れられた状態で自慰をしたり。屈辱の記憶がフラッシュバックする。
裸で食事をして、真雪にさんざん襲われて、眠って、起きて、真雪の作ったごはんを食べて、真雪にさんざん犯されて、また眠る。
一か月も閉じ込められていたことだけでなく。
そんな日々が日常になっていたことに愕然とした。
今だってそうだ。
裸で食事をし、クリームまみれにされ、カラダのあちこちを舐め回されて喘ぎ、挙句の果てには幼馴染である真雪の性器を口に含んでいた。
こんなのおかしいことなのに。異常なことなのに。
ショックを受けて固まっている桜也の足を、真雪はやすやすと持ち上げる。
「さあ、下のお口でも、クリームと僕のをいっぱい食べて…」
「ちょ、っと待って、真雪、……っあああん!」
生クリームを潤滑油がわりにして、真雪は中に入ってくる。
桜也の動揺と葛藤なんて置き去りにして。
最初のコメントを投稿しよう!