世界を半分くれるなら、俺は魔王側につく。

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むしろマスター、貴方と共に旅に出たい。 料理できるし、強そうだし、金もってそうだし。 「…言っておきますが、私は無理だよ。」 「サラッと心読まんでください」 「それにしても…君もどうしてここに来るんだ?お酒、まだ飲めないだろう?」 「未成年でもここは入れるからいい隠れ蓑なんですよ。」 「…また経験値ドロボーか…」 「ドロボーとは人聞きの悪い。倒したのは俺だから問題無いでしょう?」 「全く…そんなんじゃいつまで経ってもソロだぞ キミ…」 「いいんですー。経験値独り占めできるし、効率いいし、お金かからないし、煩わしくない。サイコーじゃないですか?」 「キミがそれでいいなら良いんだが…。ああ、ホットミルクおかわりするかい?」 「ん…?ああもう大丈夫。ありがとうございますマスター。」 「おっと…もう行くのかい?」 「はい。これお代です。またいつか会いましょうねマスター」 「ああ、気をつけて行くんだよ?…って、待ってくれ、金が多いぞ。お釣りがくるどころじゃ」 「ああ、いいんですよ。それは世話になった代金です。あ。そうだマスター、最後に一言。」 「ん?」
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