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部活のミーティング。これからの活動に関する、大事な話。それなのに、君は、寝ている。私の前の席で。そう、誰かの親切心かなんかで、席が前後になっていた。
案の定、先生に「起きなさい。」と声を掛けられる。だが、起きない。いや、気が付いていない。みんながちらちらと君を見る。仕方がないから、背中に手を伸ばす。
とんとん
やっと起きた。
私は、自分の手を見て固まる。初めてふれた。思っていたよりも、硬いような、柔らかいような感覚が、今でも手に残っていて、思い出すたびに、1人でフワッと赤くなる。
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