1.序章

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1.序章

「————...な.....さな!」 「あ.....ごめん!なになに?」 ここはアリス学園。 完全閉鎖された空間で“天賦の才能=アリス”を持った子供のみ入学を許可される場所。 「もーまた!!全然聞いてなかったでしょ!   次のライブの話してるのに!!」 楓は怒り浸透といった様子で鎖南の頭を殴った。 「いっ........! ご、ごめんってぇ。あれ?唄喜は??」 殴られたところを抑えつつキョロキョロと辺りを見回す。 「唄喜はとっくに授業戻ったわよ。  次能力別クラスでしょ。 あんた今日はどっちのクラスに出るの?」 「んー...今日は任務もないし..... そろそろ特力の方に顔出そっかなぁ」 軽く伸びをしながら立ち上がる。 「あ、そ。なら私もクラス(潜在系)に顔出すかな。セリーナ先生にも会いたいし♡」 そう言って前置きなくテレポートした。 やれやれといった表情で鎖南も立ち上がる。 (さ....そろそろ私も行くか)
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