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知人の結婚式に出席するので、服やらアクセサリーを新調することになった。店員さんのセールストークがものすごく、靴やら鞄まで入ってしまい5万円の出費となってしまった。その帰りのこと、ふと見るとたまに行く本屋に人だかりができている。初めて見るような店員さんにチラシを渡されたので見てみると、本屋で指定されたものを買えば、サービスで手相を見てくれるというのだ。人だかりはこのことらしい。
指定されたカゴには、スピリチュアルそうな本や、腕時計にブレスレットまで入っている。本はともかく、ブレスレットや腕時計は高価そうだ。私は手相を見てもらったことがなかったので、話のネタにはなるかと一番安い本を買った。レジで手相引換券なるものを渡され、チラシを配っていた人に渡して順番を待った。
順番待ちをしている人はざっと10人くらいおり、私のように興味本位で見てもらおうとしている人や割と真剣に占ってもらいたそうな人もいた。列の先をぼんやり見ていると、どうも占い師は2人いるらしい。1人はスーツを着た30代くらいの男性で、データなどを基に鑑定していそうな雰囲気だ。もう1人は派手なオバさんだ。なんだか香水臭そうで、いかにも「私は占い師です」という風貌だった。私はどちらに将来を鑑定されるのであろう。
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