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困惑
ある日、あまりに陰鬱な面持ちでぼんやりする俊太を見かねて、再びメフィストが現れた。俊太は出現したメフィストを見やった。
「やあ、メフィスト。」
「何が不満なんだ。願いはかなえてやったじゃないか。」
メフィストは少々彼をなじるように言った。
「せやな、、せやねん、、けど、、、俺もわからんねん。」
彼は答えた。
「そんなもんなのかな。もっと喜んでくれると思ったのに。」
若干ふてくされたメフィストを見て、俊太は、ほんのちょっとほほえましい気持ちになった。
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