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僕と星は対になって踊ったりした。
星はダンスをやっていて時折指導してもらった。
最初は学費のためだったが、楽しくなっていった。
そして、星と一緒ならどこまで行ける気がするようになった。
でも、いつ日か気づいてしまった。
星には、僕にないところだらけだった。
そんな僕がいるのは邪魔だったのではないかと。
考え始めたら、歌えなくなっていた。
踊れなくなった。
それから、僕は星に理由を話さず辞めた。
一度だけ家に会いに来たことがあった。
でも、僕は会おうとしなかった。
そんな苦い思い出を思い出した。
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