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対面
葬式に参加できる事になった。
家族と彼の所属している会社の社長と連れて来てくれた彼だけだったため、こじんまりとしていた。
まだ、棺を閉めておらず顔を見ることが出来た。
その姿は、
輝きを失った星の姿だった。
痩せ細り、骨が見えていた。
自分の目を疑ってしまいそうになった。
僕の記憶にある星は、煌めき、眩しくもあった。
そして、何事にも誇り高かったからだ。
それは、いずれトップとして走るための矜恃だったのだろう。
今だから分かる。
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