現場。その168

2/2
622人が本棚に入れています
本棚に追加
/538ページ
(・ω・*イケ)「ほ◯◯さん、アルミの溶接ってできる?」←内作場のリーダー、池永さん。 (* ̄∇ ̄)「アルミ溶接は、お遊び程度にしか……」 (・ω・*イケ)「うーん……。見本をやるから、ちょっとやってくれる?」 (* ̄∇ ̄)「なにを?」 (・ω・*イケ)「アルミ溶接」 (; ̄∇ ̄)「ムリムリムリムリ!!てか、アルミ溶接なら、昨日おでんさんがやったんじゃ!!」 (-ω-;イケ)「彼にやらせたら、穴をほがして……」 おっでぇぇぇん!!お前ぇぇ!!いかにも、僕、できますみたいに言ってきて!! (-ω-;イケ)「アルミ溶接、初めてだったみたいで。できるって自信たっぷりに言うから……」 (# ̄∇ ̄)「よく言ったな!!アルミ溶接、難しいのに、よく自信たっぷりに言えた!!」 結局、気合いと根性でアルミ溶接をする。 何て言うか……昔の私なら、絶対にできなかったはずなのに、できた。 アークと溶融池の動きが特殊だけど、被覆アークをくそほどやってたから、すぐにコツを掴めた。 結果、室長から「今までアルミ溶接ができる人が居なかったから、次も依頼が来たら頼む」と言われ。 やっぱり、基本100回。爺が言ってた基本100回。 ホンマ、大事。 現場からは以上です。
/538ページ

最初のコメントを投稿しよう!