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現場。その169
ビギナーズラックではあるものの、アルミ溶接をこなしたせいか、なんとなく内作場に配属されそうな気配の私。
の……ためか、なんとなく数人の男性陣の様子が微妙というか、距離を感じるというか。
(*￣∇￣)……あー。これ、昨日の室長の。はしゃぎすぎた室長が関係してるな。
アルミ溶接ができるということで、室長がはしゃぎすぎたため、方々に『あの女、いろいろポンコツだけど鍛治師らしい』と伝わり、どうやら妙な意識をされてるみたいで。
私とN田さんが配属になった元請け会社。
昔は名うての、全国レベルの鍛治師がたくさん居たところ。
今は、そんなでもないが、やはり腕の良い鍛治師は居る。
おまけに内作場は、補修工事の要。
これを直してくださいと頼みに行くところ。
(*￣∇￣)せやな。そんなところに、ポッと出のペーペー女鍛治師が行ったら、まぁ、複雑な気持ちにはなるよな。おまけに外様だし。
社長から「試練は絶対にくるから」って言われてたけど、こーゆーことか。
今まで、鍛治師すごいねーで、尊敬ばっかりだったから、微妙な感情をぶつけられるのは初めてだし、戸惑うけど。
しゃーないわ。他はポンコツだし。
(*￣∇￣)真面目にいろいろこなしてたら、なんとかなるやろ←能天気&楽天的
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