現場。その307

1/3
前へ
/541ページ
次へ

現場。その307

ちょっと前に。女性のスポットが入ってました。頼れる兄貴の松山さんとこの関連会社からのスポット。 19歳のギャル。 ところがこのギャル。人見知りなのか、私含めた他の女性スポット達とあまり話そうとしない。 挨拶はするし、必要最低限は話してくれるけど、それだけ。そもそも詰所が別。 (* ̄∇ ̄)まぁ、19歳やし、私らとは年齢的に話が合わんよなー(あと女性が二人居るけど、どちらも40後半) で、ギャル子ちゃんのスポット契約期間が終わり、しばらくしてからの松山さんとの会話。 (* ̄∇ ̄)「終わったあと言うのもなんすけど、ギャル子ちゃん、こっちの詰所じゃなくて良かったんですか?ほら、あっちは男しか居ないし、古い施設だったから……」 (-ω-;松)「ギャル子ちゃんが向こうでいいって言ったのよ。まぁ、その……今だから言うけど、なかなかに複雑な問題を抱えてて」 (* ̄∇ ̄)「いや、訳ありのやつ、なんぼでもおるやないですか。おでんさんとか、存在自体が訳あり物件(ひどす)」 (-ω-;松)「…………数年前にさ。時速180キロで爆走して、事故を起こして、60代の男性跳ねた死亡事故あったじゃない」 (* ̄∇ ̄)「あー、ありましたね」 (-ω-;松)「旦那がそれの加害者」 (* ̄∇ ̄)「なんて?」 (-ω-;松)「危険運転致死罪で、情状酌量なしの懲役10年。今、刑務所」 (* ̄∇ ̄)「マジでなんて?」 (-ω-;松)「そういう複雑な事情があったから……」 (# ̄∇ ̄)「複雑すぎるわ!!」 て言うか、ギャル子ちゃん、確か……
/541ページ

最初のコメントを投稿しよう!

627人が本棚に入れています
本棚に追加