藤間了の想い

1/1
前へ
/204ページ
次へ

藤間了の想い

俺は、北川市にある古くからなる老舗の和菓子屋 の長男。3人兄妹の中の二番目。姉と妹に挟まれてこの世に誕生。 長男とゆうポジションは、 兎に角可愛がられた。 容姿端麗 眉目秀麗 とはまさに、俺の事だ。 彼女とゆう言葉の意味には身体の関係があるとして、それを含めた彼女なら12歳の時から。 割と早い脱 チェリーだった。。。 別れても直ぐに寄ってくる女子。 席替えのたびに恋のターゲットにされたりね。 モテ男だから仕方がないよねえ。。。 俺が北商を選んだ理由は、完全に、家が近い!? これだった。偏差値は普通レベル。 将来は和菓子屋【ふじまや】を継ぐ事。 普通科に行くよりは現実に近いし行く意味がある。 そんな理由からだった。 両親「北商は、私の母校でも有るよ〜。 校則緩いし、なんせ、近い!!最高よ〜」 両親の母校でもある北商。。。縁を感じる。 実際、我が家から北商迄は自転車なら10分程度だ。。。何て素晴らしい!? 中学の担任からは、 「え!!普通科にしなよ!?勿体ない!?」 頭も良かった。。。俺だった。。。 だけど、頭が良いなら、寧ろどこに行っても花開くはずだ。。。要は近さ。。。そこだった。 幼馴染みで親友のご近所さんな沢渡大樹も、ほぼ俺と似たような理由で??。この、北商に来た。 まさか、この俺が、恋に落ちるなんて、、、 全く思って居なかった。 入学式の教室に入った瞬間。。。 (マジかあああ。女子校みたい。。。) 男子14人て。。。笑うわあああ。。。 男子の列なんて2列ですよ。。。少ねえ。。。 化粧塗りまくる女子。香水女子。 女子の匂いが。。。。。。ちょっと勘弁。。 共学なら、対等な人数であって欲しかった。 若干の後悔が押し寄せる中に俺達は出会う。 おれは、今期の学級委員=会長だった。。。 学級委員は、会長、副会長と名がつく。 1年生の前期学級委員=会長は、男子 副会長は、女子が任命。 これは、成績の男子の一番、女子の一番を指すのだと、担任から云われた。俺は一番だったわけだな。   つまりは。 副会長の吉田早智に挨拶をした。 「始めまして、藤間了です。面倒くさいけど、頑張ろうな。」吉田に話しかけた。淡々と。 一瞬、彼女の眼が見開いた、オカッパ頭の才女風女子吉田は、若干フリーズ気味だったが、 「吉田早智です。宜しく。。」 俺らは先生の頼まれ事のたびに呼ばれては働く。 そうゆう位置づけだった。 俺は、過去、同クラに彼女は持たない主義だ。 何故ならば、別れた時は大変だろう? リスクヘッジの為だ。。。 恋に溺れるなんて皆無に等しいから。。。 入学して暫くのあと、川口先生は、自己紹介をクラスの生徒全員にさせた。。 正直、それまで、女子側を見る事なんか無かった。。。 通路を挟んで隣の女子が席をたつ。 耳に入る声が心地よいな?と思ってふと その子を見た。。。。。ズキン。。。あら? その子は、やや、せの低い華奢なお団子ヘアの 女の子。 可愛いなあ。。。    あら? 彼女の声と、聞きやすい話し方に耳を傾けていた。 ふと、彼女が俺を見た。。。 にっこりと微笑む彼女。。。    あら?   多分、、、この時から。。。  気になった。 ある日、彼女が落とした消しゴムを拾った。 彼女の白くて華奢な手に消しゴムをのせた。 「ありがとうございます。」 彼女の透き通るような優しい感じの声。 思わず「敬語はいらなくね?」 話しかけていた。。 双葉「ありがとう。だよね??やめる!!」 サッパリとした言葉と明るい表情に。。。 胸の奥がキュンっと鳴った。。。。。 俺は、井川双葉と話しがしたくなっていった。 兎に角、挨拶!! 彼女が朝、登校し席に着く。 「井川さん。おはよう」 井川双葉は満面の笑みで「おはおうございます〜。」 俺「またあ。ございますとか要らないよ?」 彼女は笑いながら「ごめんなさい。。まだ、なんか、慣れないやあ。。」 照れ隠しがまた、可愛いなあ。。。。。 俺は是迄、彼女はいた。。。 でも、自らこうしたいとゆう感情は無かった。 毎日の中に井川が居る。次第に、もっと長めに話しがしたいと願う 俺がいたんだ。。。 俺はいつの間にか井川双葉を観察するようになってゆく。 彼女は、後ろの席の美人系女子とかなり仲がいい。 だが、、、ブブッ。。。。。 井川双葉は、きっと優しい子なんだな。。。 毎日見ていると結構笑える。。。 毎日前の席の女子に何かしら話しかけている。 割とシュールな対応をされていた。。笑える。 だけど、めげ無い。。。  ちょっと頑張れ! 前の席の女子は、かなりの人見知りとみたが、 井川双葉は、いつも、笑顔を見せていた。 ふと、俺をみる。   ヤバい。。。かわい。 井川双葉はきっと頑張ってる。だけど、切ない気持ちなのだろう。。。。 ある日井川双葉は、鼻歌を歌った。。。 知ってる!けど。。なんだっけ?? 前の席の女子「井川さん?その歌、シングシングシング🎵じゃない?」 始めてじゃね?この女子が自ら井川双葉に話しをかけてきた!!マジびっくり。。な、俺。 井川双葉は、それは、それは、嬉しそうだった。 思わず、良かったな。。。って言いそうになっちゃったあああ。。。 その後、井川双葉は鼻歌で何やらクイズをし始めた。。。つーか、上手いな。。。笑える。。。 後ろの席の女子「双葉は、歌が上手い」 確かに!!ああ。褒めたい。。。 こんな気持ち。。。今迄無いよ。。。 いつの間にか俺もクイズに参戦していた。。 楽しかったあ。。。 たまに、調子に乗りすぎた井川双葉は、たまあに、音程がめちゃくちゃになる。。。 愛想笑いすら、、可愛いなあ。。。。。 俺は彼女の仕草にも、落ちたんだ。。。あらら。 おれは、初恋をしたことはある。。。 だけど、、、なんだろう。。。。 ドキドキするんだ。。ワクワクする。。。 やべえ。。。毎日楽しい🎶
/204ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加