藤間了の想い②

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俺は、この日、大樹と正人と共に体育館に入る。 ダムダムとバスケットボールを床に着く音がする。 俺はいつの間にかに必ず斜向いを見る癖がついてしまった。。。必ずみる。お団子ヘアの井川双葉を。。見ると、ザワつく気持ちが和らぐ。 寧ろ、ドキドキしながら見ていた。。。ん!?! 井川双葉に話しかける男が居る。。。。。 井川双葉と何やら楽しそうに話して、いつの間にかシュート練習とかしている始末。。。。 井川双葉はいつも、男にとびきりな笑顔を見せたり悔しがったり、、俺には見せない彼女の表情がそこにはあった。。。 「いいなあ。。。」 正人「なにが?」 思わず声に出していたみたい。。。 大樹「正人〜。。。浸りたいらしいよ?」 いつの間にか大樹と正人もかなり仲良くなっている。。。 正人「どうでもいいな?笑 さあ!練習するよ〜。」 元来真面目な正人。いつの間にか3人の中の仕切りは正人になっていった。 我が家に帰宅する。。。 姉は家から出て一人暮らし中。。。 今は2つ下の妹と両親との四人で暮らしてる。 母=志乃「おかえりなさい。了〜」 ふじまやを支える敏腕経営者の女将だ。。。 「ただいまあ。。」 速攻、風呂に入る。。 風呂から出ると、夕飯だ。。。マジ旨い。 夕飯を終えて部屋に入ろうとしたら。 妹=鈴(すず) 「お兄ちゃん。最近。。何か変わった?」 いきなり、突いてきた。。 「な!!なんも、無い無い。変わりない!」 なんか、、言い訳していた。。。。アホな俺 「そうなのお?恋でもしてそう?              んな訳ないな。 笑」  颯爽と部屋に戻る妹の肩を掴む俺。 「聞き捨てなら無い!?恋してたらどうする?」 鈴は、、溜め息を一つ吐きながら、、、、 「ヤリチンだからなああ。。怪しいもんだよ?  粋なり純情ぶってもなああ??笑      」 「やり、!。ヤリチン!?お前!?              どっからそんな?!」  ちょっとびっくりした。当たってたから。。。笑 鈴「なんとなくね? つーか。。。 誰かを真剣に好きになるとか、そうゆう男こそがカッコいいと男だと思う。。私はね?     」 鈴は、クソ生意気な言葉を残し、部屋に入った。。。 俺はベッドにダイブする。。。 ため息が止まらない。。。。。 井川双葉の笑った可愛い顔が。。。。。 「ん。凄く、いいな。。。」 胸の奥に痛みを感じながら、、、俺は恋をしる。 「翌日」 俺は井川双葉に挨拶をする。 井川双葉も挨拶をしてくれた。。。 会話。。。何かしら話したい。。。 「昨日さ。。。」話していた。。。 井川は、挨拶の次に繋がる会話にびっくりした顔。ちょっと傷つく俺がいる。。。 「なあに?」彼女は優しく聞き返した。 「あの。。。」だめだああああ。。。 正人が助け船を出した。 「昨日、見ちゃった!?シュート??惜しかったね?」   井川「えええ!?みた?。」 正人も俺もつい。「うん。バッチリ見た。」 井川「はああああああああ。はずい。。」 井川双葉は、顔をかなり真っ赤にしながら 「仕方がない。見られたなら仕方がないな。 しかしだよ?!2本決める事だってすごくない?」自慢してるのか? 正人は小突いてきた。 「簡単に出来ないよな?知らないけど??」 華「フリースローラインからシュート決めるって難しいんだよね。。」 夕陽「よくゆうよ!3本目決めたくせにさ?」 井川双葉「あああああああ。。。ヘタレで。。ごめんね〜。。。でも!多分!次は大丈夫!!」 俺は「あははははは。頑張れ。」 思わず励ましていた。。。正人は、そんな俺をちら見して前を向く。。なかなかに、いい奴! んん!!?  ここ コイツにも。。。あら? 井川双葉「藤間君。。あんまり、ガン見しないでね?だって恥ずかしいから。。笑笑笑笑笑」 井川双葉の笑顔きたあああ。。。。 それそれ!!その笑顔が好き。。。   好き? びっくり😲した。。。。。。。 好き。。。なんだ。。。。。  井川双葉を。。 俺は、、「見ちゃだめ?」思わず溢れた。。。 井川双葉「う〜ん。。。よし!?応援してくれる?きっときっと勝てる気がする。。多分?」 はにかみながら頼んできたよ?? もう、可愛いなあ。。。 藤間「じゃあ、勝てたら、ジュース奢る!?」 華「え!!双葉だけ?」 ぶっこんできたあああ。美人女子!? 夕陽「当たり前だろ?だって華は、既に勝ってるだろ?笑。図々しいな?!」 ありがとう。田中。。お前。。も!いい奴だ。 双葉「華。。欲をはるなよ??まあ。。 今日、卓也にリトライ挑むわ!!笑笑笑」 俺は、心が痛かった。。。。 卓也だって。。。聞きたくない。。。。。 俺は、、、何となく。。。。何も話せなかった。 華「卓也もさあ。。。昔から変わんないよね?」 双葉「ふふふ。でも、奴には貸しは沢山ある。。」 華「美香には感謝されるよね?」 双葉「そうだよおお!!今の卓也の幸せは、私達のおかげもあるよ?!」 正人「井川さんのおかげなの??」 正人が何気に突っ込む。。。 華「キューピット♡。。。」 正人「ナニソレ?!笑笑笑笑笑」 双葉「うん??卓也に悪いから控える。笑」 俺は、ウキウキしたり沈んだりをこの日、めちゃくちゃ繰り返した。。。
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