藤間了の想い②

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2年の先輩田辺 「了!?大樹!!正人!!明日から朝練付き合えよ!!」 近く迫る練習試合に、同女子バレー部の子に。 「アイツに。。カッコイイとこ見せつけたい!」 先輩は、片想いしていた。。。 今ならスゲー分かる。。。 俺は朝練に協力した。 大樹は、風邪をひき欠席。 正人と先輩達と形だけでも朝練を始めた。 俺は昨日、先生に頼まれていた事を思い出し、 朝練をちょっとだけ早めに終えて、教室に急いだ。 まだ、誰も来ていない。。。はず? 俺は教室に入ろうとしたら。。 双葉が教室からゴミ箱を持って現れた。。 了「井川さん。おはよ。。」 彼女は「おはよー。。」 俺は、教室が何時もより綺麗な事に気がついた。 「掃除してたの?」 「うん。。。だって、。マジ、きったね〜。 教室に入ったたらさあ。。綿埃があっちにも、 こっちにも。。。嫌すぎたわあああ。」 俺は「おお。おつかれ。。。」 彼女は、ゴミ箱を抱えて焼却炉までダッシュしていく。。。 その日の朝の川口先生 「おはよー。。。えええ!?。 なんか、教室が綺麗。。。皆。。。やっと分かったのね?   毎日毎日ゴミが増えてく。。 気がつく迄放っといたのよ〜。。。 綺麗で、びっくりしました。。。 さあ!?授業を始めます。」 俺は、すかさず、井川双葉を見た。。。 彼女は、なんにも気にせずに、机から教科書と ノートを取り出していた。。。 「云えばいいにのに。。」 いじらしくて、、、俺の心の奥がチクリとした。
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