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金髪の髪は、ウルフカット。 整った顔に、ゴールドの瞳。 長い睫毛の翠は、男の人なのに、綺麗だと思う。 でも、どうして翠が私の自宅に居るのか分からない。 彼が来た。 それは、うっすら覚えている。 ドアを壊されても仕方ないと諦めた。 だけど、私の視線の先に居るのは、彼じゃなくて、翠。 何かを聞けば、翠が消えてしまう様に思え、何も聞けず、ただぼんやりと翠を見ていた。 例え、これが夢だとしても、私は1人ぼっちじゃない。 そう思うと、妙に安心して、そのまま眠りの世界に吸い込まれた。
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