1736人が本棚に入れています
本棚に追加
繁華街から、離れた場所にある蓮華の自宅。
小さな公園を見つけ、蓮華に声をかけられた時の事を想い出した。
だが、それだけで蓮華に対して何の感情もねぇ。
しかし、たまには、こんな風に繁華街以外を歩くのも悪くねぇかもな。
そんな事を想いながら、足を進める。
ふと、振り返ると、スーパーの袋を下げて、小走りで、こっちに来る蓮華を見つけた。
何やってんだ?
組員は?
一瞬、想ったが俺は極道じゃねぇ。
確かに蓮華の自宅前で、男に『織田組の若頭としてだ』とは言った。
その場の雰囲気で軽く言っただけだ。
ホストを辞めるつもりもねぇし、極道になろうとも想っちゃいねぇ。
最初のコメントを投稿しよう!