(8)

8/40
前へ
/291ページ
次へ
頭の中に疑問符を浮かべながら、蓮華の自宅に戻って来た俺。 「ありがとう。すぐにオムライスを作るから、ソファに座って待ってね」 蓮華の言葉に『あぁ』と答え、スーパーの袋を、流し台に置いて、フローリングの部屋に入った俺は、読みかけの推理小説を読む為に、ソファに座る。 もう何冊読んだか分からねぇが、どの推理小説を読んでも、奏から聞いた事がある内容だと分かった。 次に、奏に逢う時に会話に繋がる。 俺から、推理小説の話題にもっていけば、奏は驚くだろうな。 そんな俺が居ても良いだろう。
/291ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1736人が本棚に入れています
本棚に追加