命を待つ町で

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降る!降る降る降る・・・・・ 火が降り注いで襲う! 空襲、その通りや、 いつもの青い空が 何かにとり憑かれて 私たちを襲う! 「走れ!走りきれ!」 それは叫び、怒号・・・断末の声。 力尽きた者が倒れて 寄り添う者が倒れて・・・ 地獄を走る! 走って走って走って・・・ ・・・ただ走り回って・・夜明け。 ・・・驚いた・・・、 家、店のあった天満に戻ってた。 ほとんど焼けて燻るガレキに 崩れるように座った。
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