第9話 優しいアメ
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「本当に、格好いいねえ」 そう言ったあと、鵜飼が盤を机から落とした。 「鵜飼、俺は、お前のことが殺したいくらい嫌いだ」 「竹山、僕もだよ、両想いだな」 竹山は、額に当てられた、銃口の冷たさを感じながら返す。 「俺は、それでも、お前に生きろと思う」 鵜飼は笑みを消し、竹山は続けた。 「鵜飼。生きて、罪を償え」
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