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映画といえば、新作映画が公開されない為、ほとんどの映画館は閉鎖された。
変わって、登場したのが、車に乗ったまま、鑑賞する映画館。最初は、大型駐車場などで昔のアメリカのように、カースタイルシアターが流行し始めた。天候に左右され、また大型スクリーンの設置条件が厳しく、太陽が沈んだ後にしかできない屋外シアターではなく、屋内シアターを試験的に作る企業が現れた。
大型スクリーンを備えた、サーカス小屋のような、カースタイルシアター。客は車に乗ったまま、誘導されるがまま頭から駐車。カーステレオを指定の周波数に合わせると音声が流れる。
予約したすべての車が定位置に着くと、シアター小屋は暗くなり、映画が始まる。映画が終了すると、前方の大型スクリーンが移動撤去され、客は頭から順番に出ていくことになる。
人気の映画は、ハッピーエンドのもの。
タイタニックなどの大勢の人が亡くなる映画は、上映作品に選ばれることはない。大ヒットした、「君の名は」も一度も上映作品には選ばれたことはない。
支払いは、予約した際にナンバープレートで登録して事前支払い済み。一切の人との接触はない。
家で動画も映画もみることができるが、yしゃり大画面で見たいという要望があるのでこのビジネスは成り立つ。移動式シアターなので、定期的に大きな都市をまわってる。
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＊読者さま:ハッピーエンドで、人が途中で亡くならない映画作品が思いつかず、、、。何かありますか？)
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