アフター コロナ

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お笑いタレントはぎりインターネットの世界で生き残った。 俳優ー女優たちの姿はどこに行ったのか。 微々たるブログ収入では生活に困っているのでは?とネットでは心配の声が上がる。  確実に廃業になった職業がある。 風俗業。 小池百合子知事から名指しされた、接待をともなう飲食業ーーそれはキャバクラやホストクラブだけでなく、デリバリーヘルス、ソープ、すべての風俗業は廃業となった。 しばらくは闇営業もあったが 終わりの知らないコロナ感染のため、 客が来ない。 経営が成り立たないし、命懸けで働く人もいない。 そしてアダルトビデオ業界も廃業。 国からの肌を交える撮影などは全て禁止というお達しが出た。それに加えて、そこで働こうと思う男優も女優もいない。 ーーーーーーーー 温泉旅館。 かつてそんなものもあったのか、という過去の記憶。コロナが一旦、収束が見えた頃、全国的に温泉旅館を応援しようという大きな動きがあった。コロナ自粛に疲れていた国民が、温泉旅行に出掛けた結果、至る温泉地でクラスター発生。 温泉旅館を応援しようと呼びかけた者たちは、批判を受け、温泉旅館経営者たちは、閉館を決意した。 しかし、個室に温泉を備えた高級旅館だけはかろうじて生き残り、大浴場は閉め、部屋付きの温泉のみを売りに、どうにか経営を続けている。 大浴場があれほどもてはやされていた時代が終わった。温泉の効用よりも、コロナ感染の恐れが、このような事態を生んだ。
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