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経済活動再開と抗体
2020年4月末から民間団体などが抗体検査を始めた。
明らかになったことは、すでに市中感染は十分に広がっていたことだった。
特に病院内では抗体検査の陽性率が高く、医療関係者の無症状感染者が多いことがわかった。
政府への批判の意見は強くなった。
PCR検査を絞ったことによる、感染の広がり。
PCR検査をなぜできなかったのかを、のちに政府と厚生労働省関係者は、責められることになる。
だがしかし、抗体を持っていたからと言って
コロナにかからないわけではなかった。
抗体保持者を中心に経済活動を再開しようと強く主張した経済界であったが、その経済界の要請に従い、政府は、経済活動を抗体保持者に限って全面的にゴーサインを出した。
だが、これは政府の大きな誤りであったことが証明される。
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