アフター コロナ

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Tokyoのタワーマンション。今では空室が目立つ。 Tokyoオリンピックバブルで高騰したタワマン。 コロナの影響でオリンピックの延期が決められた2020年3月。国民はまだまだコロナの怖さを知らなかった。 結局、一年後、世界はよりひどいパンデミックで、オリンピックは延期どころかオリンピックの今後の大会も全て凍結というIOCの決定。 IOCも資金源も失い、今は活動実態がない。 東京オリンピックのチケットはいまだに払い戻しができない。東京オリンピック委員会は、「必ず開催されるからそれまで取っておいてください」と熱弁するが、返す資金源がないことは明らか。 最初は追求していた国民の声もだんだん諦めモードになってきている。 最近は、亡くなったかたから受け継ぐ遺産の一つに価値があるかないか分からない、東京オリンピックのチケットが含まれているらしい。 ーーーーー スポーツ選手という職業もほぼ失われた職業。 企業が抱えていたスポーツ選手。最初は企業努力で雇用を維持しようとしたが、不景気で首を切らないといけない正社員からの反発もあい、まずはスポーツ採用の社員から首を切った。 首を切られたかつてのオリンピック選手たちも次の就職先が決まってない人が多いそうだ。 そんな状況の中、部活動も下火になり、多くの高校や大学でスポーツ推薦の枠は、当面凍結されている。 子供向けの地域のスポーツ教室もかなりの数が閉鎖した。
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