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涙声になりながら死体(?)に必死に訴えていると華恵が休憩室から眠たそうにしながら出てきた
「あっ華恵!ごめん起こしちゃった?」
匠海が焦ったように謝ると、ううんと華恵は首を横に振った
「それより…どうし、たの?」
今度は首を傾げる華恵
、、ごめん、一つ言っていい?
その色気どうにかして。
「それがさ、淳太郎が倒れて起きなくなっちゃって。祐士と雛和が死んじゃったって騒いだんだよ。流石にそれはないよね。」
「「いや淳太郎なら有り得るから!!」」
けっ祐士と息揃っちゃったよ
祐士も同じこと思ったのか目が合った
べーっと舌を出してきたので僕も同じ様にべーってした
そんなことしてる間に華恵が淳太郎の胸に手を当てて次に耳を淳太郎の口に寄せた
「ど、どうだ?こいつ生きてんのか?」
祐士とのくだらないことは止めて、ごくりっ、と唾を飲み込みながら華恵の返答を待つ
数秒後、華恵は息を吐いて淳太郎の口から耳を離した
「…淳ちゃん、生きてる。というか、」
「…んにゃ…も…」
!?
意識が!!
な、なんか言ってる!?
「もう、、食べら、れま…しぇん……むにゃ」
「寝てる、だけ」
…………え?
「……よぉし誰かシャベルカー持って来い。こいつ1回穴に埋めて二度とその寝言を言えないようにしてやる」
「…雛和も祐士に賛成」
「いや、普通に考えてシャベルカーなんて学校にないでしょ」
「淳ちゃん、可哀想。」
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