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おはようございます!
たいへん素晴らしい本を見つけたので、ご紹介しましょう。
ジョン・キャスティ著 複雑系による科学革命
日本語版は1997年発行なので、まあはっきり言って古くて話にならない本ですが、あえて推します。古いからこそ「理論に寄っていない」要するに、文系の人に読みやすいという理屈ですwwwwwwwwwww
著者はサンタフェの研究者。その90年代の著作ですからつまり「複雑系黎明期」の本なのです。この方、そうとうに賢くまた文章がお上手のようで、科学本としてでなく普通に「図書」としての構成がよくできています。
一般人が読んでも面白く読めるように書かれていますし、間違いなく第一線の研究者ですから、理論もしっかりと「ありまぁす」! といったところです。
文系の方で「複雑系なにひとつ知らないんだけど」という場合は私はこの本を推しますね。理系の方は「なにひとつ知らない」ということがまず考えづらいので、知らんがなwwwwwwwwwwwwww
これを読んでようやく複雑系に対して抱いていた疑念というか、まあ、誤解なんですけど、そういったものが解けました。
ただまだ「なぜそうなるのか」というところが分からないのですが、分からないけれどもいずれは分かるかすでにもう分かっていると思われるので、私の予想は、
複雑系は現象レベルで「合っています」。
理論レベルで合っているかどうかは、分かりかねますが、いつかきっと説明はつくと思われます。
というところになります。そして私がカッコいいなと思うのは、この第一線の研究者たちの知識や興味が「クロスオーバー」しているということです。文学だの芸術について、彼らは知っていてくれるし研究している。私たちの文化活動がいずれ、彼らの理論に役立つかもしれない。
そういう形で、世界に貢献できているなら、私たちの文学も「役に立つ」のですよ。
余談ですが著者はチョムスキーの文法論を理解しています……私は自称作家ですがあれ……さっぱり分からなかったんですよね……。
恥ずかしい限りですが、まあ……文法なんか分からなくても、小説書けるし……!! ToT
賭けてもいい。現役で本が売れてるすべての「日本人作家」のうち、半分以上のひとは、チョムスキーの文法論を理解できていないはずだ!
……もし、半分以上の方が理解しているというエビデンスがありましたら、私はもう引退します……。作家の平均知能に追いつける気がしませんのでToT
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