幼なじみの腐れ縁

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なんとか先生のお叱りタイムから逃げ出せた私は教室へ急いで戻ろうとした。 その瞬間 「菜都、なんか気分悪い。保健室連れてって」 ふてくされたような表情を浮かべた天音が腕を掴む。 「保健室くらい一人で行けるでしょ?」 「いけない、途中で天音が倒れたらどうするの?」 「きっと校内の人が助けてくれるよ」 「菜都は天音のこと心配じゃないんだ」 「そういう訳じゃないけど……」 私が少し吃ったのを見て天音は甘ったらしい声で耳元で囁く。 「じゃあ、一緒にサボっちゃお?」
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