ぶらっどおれんじ。

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いつも甘い花の匂いがする部屋。 たくさんの「かわいい」もので埋め尽くされた彼女の部屋。 いつもと、変わらないはずなのに。 「えへへ……見られちゃったぁ」 まるで虚無を具現化したような瞳が私を見つめる。 そう言って笑う彼女の白い肌は深紅の血に濡れていた。
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