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死に物狂いで生き抜いて(という希望)
エブリスタの妄想コンテストで今回のテーマが「お父さん」なのをご存じだろうか。
……こんな書き出しでなんだが、エブリスタで投稿している方はほぼ周知の事実だろう。
私も「お父さんだって!まかせろ!エッセイで親父さんを書くのは得意だ!」などと気合を入れて書いてみた。
だが、そもそもあれは物語のコンテストであってエッセイは規定外かもしれないことを投稿してから気が付いた。
―――投書するのはタダ!ロハだからいいよね!
今回はそう思うことにしている。
オーディションでも、教科書どおり教わったとおりに綺麗に読むのはもちろん大事だが変化球という武器を持っていたほうが審査に関わった人たちに覚えてもらえる要因になるという。
もしかしたら、「なんか知らないけどエッセイで勝負しに来たウサ公だ」くらいの印象で何かしら覚えてもらえるかもしれない。
話が変わるが、私はオーディションなど勝負所ではかならず六文銭を背負っていくように心がけている。
六文銭は三途の川の渡し賃。
片道切符の通行料金だ。
真田家は戦場でいつ死んでもいいように六文銭を掲げていたと言われているが、私もそんな気持ちで戦いの場に向かっている。
こんな平和な時代にいつ死ぬか分からない戦場なんてないなんて言われるかもしれない。
でもな。
あの空間は何度受けても戦場だと思い知らされる。
ベテランの人でも仕事をもらうためには受けるのだから熱烈な戦場にもなる。
アニメでも外画(外国作品の吹き替えなどの総称)でも舞台でもそうだ。
役を射止めるには死ぬ気で行くべきだと勝手に思い込んでいる。
ただ残念ながら私は何度も討ち死にしているので、本当の戦場ならもうこの世にはいないだろう。
とりあえず関係者の人からは「いつも六文銭を背負って自己PRで真田の挑発を叫んでくるやつ」ぐらいの認識を頭の片隅に残すことができればいいなと思っている。
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