不毛な会話。

「俺はAだと思うぜ」「僕はBかなぁ」「私はCだよ、何故なら３日前にA、昨日にB、と来たから必然的に今日はCなのだよ」「３日前にAってことは、３日間Aを選んでないってことだろ？そんなのAが報われないじゃねえか！」「３日前に選んだなら、1日選んでないだけだよ、なら僕は連続でBの方が良いと思うな」「君達、もう少し合理的に考えたまえ。私のようにね」「うっせー！」「自慢臭いよっ！」「ああ、もう。話が進まねえ！よしお前ら！じゃんけんだ！」「私もちょうど今、言おうと思っていた所だ」「賛成～！」「いくぞっ！」「「「最初はグー！じゃんけん！」」」「グー！！！」「チョキッ！」「PAR！」「なんだよparって」「僕は格好いいと思うよ」「フッ、ネイティブの血が騒いでね」「お前、練馬区生まれじゃん」「僕達生まれてこの方ずっと一緒じゃん、定食屋の息子が何言ってんのさ」「あ、あれだよ、あれ！心がネイティブみたいな、的な、そう！心意気だ！」「てか毎回、俺達じゃんけんで出すの一緒じゃん」「た、確かにー！」「そんな非合理的なこと………本当だ！！」「本題に戻るぞ、俺はA！」「僕はB～」「フッ、Cだ」「全 然 話 進 ん で な い じ ゃ ね え か ！！」「うう～、一体どうすれば～！」「この難題、解き明かしてみせる！」「しょうがねえ、今日は“日替わりDランチ„で良いか」「だねぇ」「賛成だ」ピンポーン！『は～い、ご注文をどうぞ』「「「日替わりDランチで！」」」『すいません、もうランチタイム終わってます。入店された時はまだランチタイムだったんですけど』「まじかよぉ～！」「話し過ぎたねぇ」「だから言ったろう、早く決めようとね」『あのー、ご注文は？』「うーん」「何かなあ」「むむむむ」…………………「「「カツ丼で！！」」」