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穿ち馴染んだペニスを待ち望んだポイントに挿入が繰り返されるのは雪が叫びすぎて声が枯れ始める頃。
「ひい、あぅ、もっと」
こうなるとただ声を荒げ、雪は快楽に身を委ねる。
「雪っ……」
「あぁっ、ああ」
嗚呼――、アナルセックスをしようと考えた奴死んじまえ。
親指が攣る。快感が脳天を突き抜ける。
痛みしかないのなら二度とやるかと思うのだが、気持ちが良くなるからタチが悪い。
「あっ、ナカだめっ、馬鹿ぁ、やッ、い、くっ」
弟が静止を聞かず俺の中で弾けた。腹の中が爛れたように熱い。
息も出来ないくらい苦しくて、本気で弟を殴りたくなった。
「……ごめん」
散々泣かされた身体がだるくて重い。
一刻も早く眠りたかったのが、後片付けもとい尻穴のケアのため仕方なく起きあがる。
普段は布団で問題ないが、この時ばかりはベッドが欲しいと思う。
「悪いと思ってんのか?」
弟が飲んでいるミネラルウォーターのペットボトルを奪いとると喉の渇きを潤す。
「でも、雪も喜んでた」
「俺がセックス大好きみたいに言うな。後、何遍も言うがゴムをしろ、コンドームをっ」
「……ゴムなしのが好きなくせに」
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