タイトル未定

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 したくないかと問われたら、したくはない。  本来、近親間でこういった行為はしないものだ。  でも弟はこの不毛な行為を止める気はないらしい。  それなら何を言っても無意味だと言うことを雪は理解していた。 「……っ」  骨張った手が雪の身体を這い纏わる。 いつの間にか寝衣を脱がされ身体中に口づけられた。  そのたびに窓から差し込む月に照らされ透き通る弟の髪先が雪の身体を撫であげる。 火照る身体にちくちくと触れる刺激がくすぐったい。  たまらず吹き出してしまうと弟は訝しい顔をした。  行為に集中しようとしない雪へ仕返しするように弟は淡く色づく突起を舌で含み噛み付いた。 「…ひぁ…あ……」  敏感なところへの急な刺激に感度が一点に極まる。  鼻孔から抜ける甘い声を抑えようと自らの甲で口元を覆うとゆるやかに膨らんだ雪の欲望に弟が手をかけた。 「ん、……っ」  握られただけでも敏感な急所は上下に擦られるたびに身体を甘い痺れがやってくる。 「ん、っ、は……」  罪悪感がないわけない。  それでも、ここまできてしまったらあと少し、もう少しと貪欲に弟をもとめてしまう。 「ん、や」
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