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村上は、優樹菜の婚約者と知っていても、止まる事が出来なかった。
「恋愛か……」
「悲しみでも、惹かれ合うものですよ」
山本の抱えていた、どうしょうもない孤独と絶望感は、まるで穴のようで、周囲を吸い込んでいってしまう。そして、山本も空洞を埋めるかのように、誰かと寝てしまうのだ。
「見なくても、その動画の内容は分かるけど……」
「見つけてきたということは、意味があるのでしょう」
村上は、やさしくキスをして、山本をベッドに誘うと一緒に泣いて慰めた。
村上は虐待に反応していて、誰も助けてくれない辛さを知っていた。そして村上は、助けを求めて長谷に電話をかけ、准平の惨状を涙ながらに語っていた。
その村上の優しさに、山本は感激して、モノを口で咥えると、しっかりと喉まで差し込み締め付けた。
山本の端正な顔の中央に、グロテスクなモノがあり、それが出入りするのは、かなりエロティックで目が離せない。
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