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適当に詰め込んでみると、かなりの大荷物になっていた。俺の着替えは少量なので、比較すると引っ越しのようだ。
「車に運んでおく」
「……いいよ、俺が運ぶ。夏目はお菓子でも詰め込んでおいて」
子供ではないので、お菓子は必要ない。だが、隠れて酒とつまみを詰め込み、サバイバル用のナイフなども用意した。
「サバイバルナイフというよりも、狩り??ウサギでも捕まえるの?」
普通のサバイバルナイフだが、俺が持つと大きく見えるだけだ。
「熊と戦う!」
「はいはい」
他に気分を盛り上げる為に、登山グッズを持ち、簡易コンロなども箱に入れた。
「夏目の遊び道具も持ったね。行こうか」
本村の仕事が中々終わらなかったので、やや遅れた出発となった。
車は大型のSUVで、荷物を積み込んでも余裕があった。俺は、後部座席にチャイルドシートを見つけ首を振る。
「俺は六歳になったので、これは卒業した」
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