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「夏目、スリーサイズと身長、体重を言ってくれるかな？俺は何歳用のスキーウェアを用意したと思う？」
俺はチャイルドシートを卒業したと主張してみたが、本村は身長を確認すると、助手席に取り付けていた。
「俺は、スノボ……」
「はい、助手席にしたからいいでしょう？文句を言わない」
車が走り出すと、俺は端末を出して、本村の仕事を確認してみた。本村はいつも忙しく、会議のスケジュールも多い。
「本村、温泉よりも、高級ホテルでマッサージして貰って、美味しい食事をした方が楽なのではないの？」
俺と二人で温泉では、運転も一人でしなくてはならず、休む時間がないだろう。
「そうしようかとも思ったけどね……むしろ、山の中ならば、呼ばれても行けないと諦められるでしょう？お互い」
「まあ、そうかもな……」
しょうがないので、俺が本村をマッサージしておこう。俺も、あちこちで潜入捜査をしていたので、マッサージや整体などもカモフラージュの職業としてやっていた。
「俺が、マッサージ師になるか」
俺は人気のマッサージ師で、顧客も多かった。
「むしろ、大人しくしていてくれたほうが、休める」
「！！！」
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