1人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
おおきな きのしたで
おおきな おおきな きが、やまの てっぺんに ありました。
かたちは とんがりぼうしで、きらきらひかる ふしぎな きでした。
ねずみさんが、そのきを みあげて いいました。
「がらすみたいに きれい。
なぜ きが、こんなに ひかっているのだろう?」
いいおわると、きが しゃべりました。
「きらきらして すてきだろう、ぼくのかお。
でも ひからないきみには わからないか。
これでも こまることが あるんだよね。
だれにも わかってもらえない なやみって やつが。
ききたいかな?
だったら こっちに いらっしゃい。」
最初のコメントを投稿しよう!