きらきら ひかる きの なやみ

ねずみさん ありがとう

ねずみさんは、おちたおかねを　くわえて、おおきな　きのそばに　おいてあげました。

なんども　なんども。

なんども　なんども。

そうして、たくさんの　おかねが　きのそばに　つみあがりました。

ねずみさんは　あんしんして、おおきな　きを　みあげて　いいました。

「もう　じめんには　お(・)か(・)ね(・)が(・)な(・)い(・)よ。」

おおきな　きが　いいました。

「ひろってくれて　ありがとう。

ほんとうに　ありがとう。

きみだけだよ、おかねを　ひろって　かえしてくれたのは。」