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〜2012年 6月〜
俺の名前は猿犬 キジ夫(さるいぬ きじお)。
高校には受かったものの学校には行かず、バイトもせずにサバゲーをただこなし続けている引きこもりが今日俺の会社に来るらしい。
名は確か「大桃 太郎」(おおもも たろう)。今時、慎太郎とか蓮太郎とかなら聞くがシンプル太郎はなかなか珍しい気がする。
こんな危険な仕事にバイトなんてシステムを導入しちまうなんてイカれた社長だとつくづく思う。
『鬼退治できる人募集中!』という表示での掲載。傍から見るとただのネタにしか見えない文面。面白そうだと受けに来るやつも結構いてかなり死者も続発している。
[???]
「大桃太郎くんの教育担当、キジ夫くんになったらしいでありますよ。」
いつも通りのあります節をかましてきたのは「石橋 温羅」(いしばし うら)。マジかよ。やっとデカい借金返しに節目がついたってのに休憩なしかよ。
[温羅]
「じゃあ私、太郎くんの面接に面接官として今から駆り出されてくるので後でカッコよく太郎くんの目の前に姿を現してくださいねであります。」
[キジ夫]
「任せろ。」
カッコよくってなんだよハードル馬鹿高いじゃねぇか。
やっぱり魔術でドンって登場する方がゲーム好きにはモチベーションになったりするのだろうか。じゃあどこに立とう、左右前後どっから現れるのがベストなのだろうか。
そう考えていたらもうこのページは埋まってしまった。この続きはまた後で書くとしよう。
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