私の妹は霊能師

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14,賞味期限 私の、働いてる花屋の後ろのスーパーでは、たま~にですが…超~激安商品があるのです。 お昼の、お弁当を買いに行くとき、スーパーの中を一回りする私です。 何か、めぼしい物がないか…変わった物がないか…あっ、ありました!! すげぇ~、男梅ゼリーです。 男梅シリーズの飴とか、タブレットや、シート商品は、見たことありますが、ゼリーは初めて見ました。 丸々1個、梅が入ってます。 美味そう。 な、なんと38円です!! ひぇ~おったまげ! 梅が、大好きな私は、早速買って食べてみました。 甘酸っぱくて、テュルンとして、最高です。 うめぇ~!! どうして、こんなに美味い梅ゼリーが38円なんだ? あ~なる程、賞味期限が後5日です。 これは、妹も「食いでぇ~!!」と言うと思います。 妹も、梅は大好きです。 「妹にも、食べさせたい」と思った私は、早速、電話をしました。 「へぇ~何で、そんなに安いの?食いでぇ~」と妹。 「んだから、賞味期限ギリギリだっつうの」と私。 「私、賞味期限なんて、関係ねぇ~全然平気だから」と妹。 と言う事で、送ります。 「お姉ちゃん、この梅ゼリー最高だない、美味いゼリーだない、1回に4個も食っちまった~美味かった~」と妹。 なんと、幸せな私達でしょう。 38円、梅ゼリー有難う!! それから、5カ月が経ちました。 「お姉ちゃんに、送って貰った、男梅ゼリー覚えてる?」と妹。 「うん、そう言えば、去年送ったない。」と私。 「そうそう、あん時のゼリー、1個だけ残してあるんだ~!!」と妹。 「ん?何で?」と私。 「だって、あんな美味しい物、勿体なくて食わんにべした…んだから、1個取ってあるんだ」と妹。 ふぅ…何を考えているのやら、イカれてます… 私の妹は、いつもどこか、変なのです。 妹は言います。 「宿命は、変えることが出来ないけど、運命は、変えることが出来るんだよ」……と 私の妹は、何でも分かるのです。
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