私の妹は霊能師

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4,妹は1人で何も決められない ボンクラの私は、前回、書くのを忘れてしまったのですが… 妹は、ケンタッキーのアップルパイや、チョコパイが大好きという話です。 アップルパイや、チョコパイ、和風チキンカツサンド等を教えたのも、私でした。 初めて食べた妹は、「美味しい、これ本当に美味しい」と目を白黒させながら、本当に美味しそうに食べました。 出会った頃、妹は、結婚をして居ましたが、生活費も出さない、自由人、自分の思い通りにならないと怒る、怒ったら最後、口をきかない、悪い人ではなかったのですが、ズルい人でした。 妹は、精神的にも、経済的にも、疲れていました。 愛情は、もうないと言いました。 私は、「結婚だけが人生じゃない、そんな男やめっちまえ!」と… 妹は、泣きました。 情で泣いたのです。 「そんな男やめっちまえ!」 その一言で、妹は、離婚を決めたのです。 妹は、天涯孤独です。 妹は、言います。 「私、家族が欲しい…1人はイヤなの…家族がいる、お姉ちゃんには、分かって貰えないかも知れないけど、1人がどんなに、孤独で寂しいか…」 「………」返す言葉が、ありませんでした(泣) 体が弱い…天然…お金がない…天涯孤独…どんくさい…なんてこったい…お気の毒さまです(泣) 妹は、体も弱く、経済的にも大変でした…そんな妹を、気に掛けていて、金銭面でも、助けてくれてる人が居ました。 妹は、1ヵ月程、コンパニオンをしてた事があります。 その時に、知り合った1人でした。 妹は、その人が、好きではありませんでした。 家族が欲しい、天涯孤独、1人では食べていけない、生きていけない、結婚しかありません。 「私、どうしていいか分かんない、お姉ちゃん、会ってくれる?」 そう言って、連れて来たのが、今の夫です。 「クセのない顔で、悪い人ではないと思う。」 その一言で、妹は、泣きながら結婚を決めたのです。 生きていく為に… 妹の、離婚も、結婚も、私が決めたのです。
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