私の妹は霊能師

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44 トドメの一言 ここ、1カ月間程、腰痛に悩まされ… 3週間程前から、 ものすご~い、睡魔に襲われ… 起きてる時間より、 寝てる時間の方が、長いんじゃなかろうか? と思うくらいでした… 体が重く… 頭は、ボォ~っと… 何にも考えられず… 動けず… そんな、毎日でした。 毎日、夜遅い時間に、妹からメールや電話が来ました。 「お姉ちゃん、書いてる?」 「お姉ちゃん、起きてる?…」と妹。 熟睡していて、朝まで気付かず… なんて事もあります。 「お姉ちゃん、今日は、書くよね?」と妹。 「……無理…」と私。 「今日は、頑張って、書がねど、ダメだぞい!」と妹。 「書がんに…頭…動がね…もう、寝でるし…」と私。 毎日、毎日、こんな会話で… 過ぎました…。 今日は、お昼前に、電話です。 「お姉ちゃん、じいちゃんが、 な~んで小説書がねんだ? って言ってっぞい」と妹。 「……」私。 「眠いだの…書がんにだの… 言い訳してねで、書げ!」とじいちゃん。 「じいちゃん、ほだごと言ったって… 眠くて…眠くて… 眠りブタになったみたい」と私。 「眠りブタだったらいいべ… お前は、眠りトドだべ!」とじいちゃん。 「えぇ! トド? オラは、ブタじゃなくて、トドなの?」と私。 「んだべ! ブタは、食用になって、役に立つげんと、 トドは、何の役にも立だねべ!」とじいちゃん。 「……トド……」と私。 「うん、じいちゃんが、そう言ってる アハハハハ」と妹。 まあ、体型もトドみたいな感じなので、しょうがないか… 「小説書いて、娘と、孫の運上げでやれ!」とじいちゃん。 「……」私。 「オレの、言ってる事、信じらんにんだったら、書がなくていいぞ! 娘も、孫も、今のままで、いがったら、好きな様にしろ!」とじいちゃん。 泣きたくもないのに、涙が…… 悔し涙でしょうか?…… 自分が情けなくて……でしょうか? 私に、取って……荷が重すぎて、でしょうか?…… 不安で、いっぱいの私です…… 体は、トドみたい物ですが…… 気持ちは、見た目によらず、弱いのです…… 「お姉ちゃん、今日は、書ぎなよ!」と妹。 トドメの一言です… 「……はい…」と私。 読者の皆様、こんな私ですが、これからも宜しくお願いします。
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