私の妹は霊能師

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45 大きな力 仕事から帰り、いつもの様に、神棚の前で、ブレスレットの浄化を始めました。 ん? 何だ? 体が、いやに熱い… 汗が出て来た… どうしたんだろ? 私の体… いつもと違う… あっ! 明日は、15日 神の日 妹が力を貰ったんだ! きっとそうだ! まだ、14日なのに、今から大きな力を、貰ったに違いない! 早速、妹に電話です。 「お姉ちゃん、今日は疲れた~」と妹。 「ご苦労様~ あのさ、神棚の前に立ったら、今までになく、体が熱くなって… 汗は出っぺし… あんだ、15日前に力貰ったんでないの?」と私。 「ほだみでだない… オラ、よっく分がんないげんと、神様がそう言ってる…」と妹。 「ほだべ~ 貰ったんだべ~ 家の娘も、神棚の前に立って、ブレスレット浄化してだがら、 あんだ、こごに立って何も感じねがったの?って聞いだら、 何だか…熱かったって、娘も言ったんだよ」と私。 「何だって、大したもんだべした~ ○○ちゃん(娘)は、いっつも、何聞いでも、分かりません…感じません…って言うのに、感じだのがい?」と妹。 「何言ってんのあんだ~ それだげ、大きな力貰ったんだべした~ 何だって凄いない~」と私。 「凄いのがな? オラには、何だがよっく分がんねんだ~」と妹。 相変わらず、何とも、不思議な妹なのです。 「明日も、忙しいんだべがら、休めっときに、少しでも休まいしょ~ ほんじゃ、お休み~」と私。 「うん、そうする、んじゃあ、お休みな あっ!お姉ちゃん!お休みじゃなくって… 書がねっか、ダメだべした~ 書ぐんだべん?」と妹。 「あっ… うん…」と私。 「○○ちゃん(娘)、傍に居んのがい?」と妹。 「居ます~ こんばんは~」と娘。 「あっ、○○ちゃん(娘)こんばんは~ じいちゃんが、言ってんだげど、 お母さん、小説書がね時は、蹴っ飛ばせ!って」と妹。 「えぇ~? お母さんの事、蹴っ飛ばすの?」と笑いながら娘。 「んだ! オレ達、みんな(ご先祖様)で、蹴飛ばしたり、頭かっくらずげだりしても、さっぱり感じもしねがら… ○○(娘)、おめえがやってやれ! ほだごどでもしねど、書がねがらこいづは…」とじいちゃん。 「えぇ… はい…」と娘。 なんてこったい… じいちゃんや、神様、ご先祖様、妹に、娘まで散々、けなされたり… 慰められたり…言いたい放題言われて… 気の毒な、眠りブタならぬ、眠りトドなのです。 それも、全て私達、家族を思っての事、十分分かっております。 本当に、感謝でいっぱいです… が、なかなか教えて頂いた様に、動けないあんぽんたんな私です。
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