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48 ま す こ 焼き その1
「お姉ちゃん~
体調、どうだい?」と妹。
電話での、第一声は、いつも
「体調どうだい?」です。
「うん、日中は、大丈夫だったんだげんと、夕方になって来たら、しんどくなって来たぞい…」と私。
「夕方になって来て、みんな、電気使い始まったがら、よげいひどぐなるんだ…」と妹。
「そういう事、あるんだない…」と私。
「あんない…」と妹。
「やんだごど~
ゲリッピ~もがい?」と私。
汚い話で、ゴメンなさい…
「ほだぞい」と妹。
「…ふぅ…」と私。
「オラは、便秘だ!」と妹。
「何、あんだ…
昨日まで、ゲリッピ~だったのに、
今日は、便秘なの?」と私。
「んだ!
オラ、便秘…ゲリ…便秘…ゲリ…の繰り返しだ」と妹。
「どっちも、しんどいない…」と私。
「本当に、参ったぞい…」と妹。
「参ったない…
こだ人、いんだべがって思うようだ」と私。
「こだ人、いんだで…こごさ」と妹。
「あれ? もしも~し?」と妹。
「んっ?」と私。
「聞こえっか~い?」と妹。
「聞こえっぞ~い!
ガシャガシャ、皿の様な音も聞こえっぞ~い」と私。
「アハハハハ~
オラ、皿貰ったんだよ」と妹。
「何だって、いいごど~
九谷焼とかがい?」と私。
「ま す こ 焼ぎ!」と妹。
「ま す こ 焼き?」と私。
あぁ~益子焼きの事か…
妹は、かなりなまっているので、
ま す こ 焼ぎになるのです(笑)
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