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7.妹と私の性格
妹は、東京を風呂敷を背負って歩いて来た
「全然恥ずかしいと思わなかった」と
そう言えば、「オレたちひょうきん族」という番組で、たけしお兄ちゃんも、風呂敷を背負って、コントをやってた事がありました。
兄妹で風呂敷とは…
なんだってまぁ、おったまげです。
妹は、人より体が弱く、いつも薬を飲んでました。
どんなに体調が悪くても、家事の手を抜く事はありませんでした。
妹から電話です。
「掃除終わったら、お店行くよ。」
待てど暮らせど妹は来ません…
やっと来た妹は、元気がありません。
なんと妹は、一日4時間も掃除をしてるのです。
それも、毎日です。
なんで、あんな狭い部屋、4時間もやってんだ?
妹は、どんなに体調が悪くても、掃除をしない日はないのです。
それも、タンスからイスから全部、動かしてやるのです。
「なんで、そんなにバカなんだい?体調悪いんだったら、掃除なんかやんなくていいべした。なんで、もっと要領よくやんねんだい?ホコリなんかあったって死がねがら!!」と私。
「私は、毎日掃除なんかやった事ねぇし、四角い部屋は、ま~るく掃除すんの得意だべし、邪魔な物は蹴飛ばして歩くし、家ん中ホコリだらけでも、生きてっぞい。」
とんでもない事を、当たり前の様に話す私
「お姉ちゃんは、毎日仕事だもの、出来ないべした」と妹。
イヤイヤ、ただの怠け者だべした。
結婚後、家も大きく掃除の時間は、一日7時間掛けてやってます。
勿論、毎日です。どんだけ~
「手抜き」という言葉は、妹にはないのです。
私には、「手抜き」の言葉しかありません。
妹は、食事に関しても、一切手抜きなしです。
朝昼晩、全部手料理です。
妹の料理は、心がこもっていて、美味しいのです。
妹の、美味しい料理を、食べれる家族は幸せです。
そこでも私は、とんでもない事を教えるのです。
「もっと、楽すれば?」
「なんで、惣菜買わねの?」と私。
「だって、お金ないもの。」と妹。
「バカじゃないの?スーパーの終わる頃には、惣菜半額になるんだもの。そういう時に買ったら、安くていいべした。時間掛けて、材料を揃えて、なんだかんだって計算したら、惣菜の方が安いべした。
手汚さず…自分で作ったかの様に皿に盛り付けして…はいどうぞ、」って私。
とんでもない事を、教えるのです。
手抜きです。
妹は、天然ではありますが、人よりさみしがり屋で、真面目で、自分の事は後回しで、いつも相手の事ばっかり、そんな心の優しい、気配りの出来る人なのです。
妹を見た、周りの人は、「なんだって、キレイな人だない」
「お人形さんみたいな人だない」
「優しそうな人だない」と口にします。
私は、一言もそんな事、言われた事がございません。
そんな私達ですが、「姉妹なんです」と言うと、「あ~そうがい、似でんない。」とか
「姉妹かい?」
「え?どうして?」と私達。
「なんだか、似てると思って」と言われるのです。
体型も、顔も、性格も、全然似てない2人なのに、不思議な事です。
おったまげ~
そんな妹を、私がどこか、支えてやらなきゃ!私が、何とか守ってあげなきゃ!いつもそう思うのです。
私は、妹よりも、たけしお兄ちゃんの性格に似てると思います。
妹は、色んな事を事細かく、何でも分かっているのです。
そして、当たっているのです。
皆様が、分かっている事で言いますと、千葉の地震を当てたのも妹です。
9月の、大雨もです。
妹は、何でも分かっているのです。
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