私の妹は霊能師

7/57
前へ
/57ページ
次へ
7.妹と私の性格 妹は、東京を風呂敷を背負って歩いて来た 「全然恥ずかしいと思わなかった」と そう言えば、「オレたちひょうきん族」という番組で、たけしお兄ちゃんも、風呂敷を背負って、コントをやってた事がありました。 兄妹で風呂敷とは… なんだってまぁ、おったまげです。 妹は、人より体が弱く、いつも薬を飲んでました。 どんなに体調が悪くても、家事の手を抜く事はありませんでした。 妹から電話です。 「掃除終わったら、お店行くよ。」 待てど暮らせど妹は来ません… やっと来た妹は、元気がありません。 なんと妹は、一日4時間も掃除をしてるのです。 それも、毎日です。 なんで、あんな狭い部屋、4時間もやってんだ? 妹は、どんなに体調が悪くても、掃除をしない日はないのです。 それも、タンスからイスから全部、動かしてやるのです。 「なんで、そんなにバカなんだい?体調悪いんだったら、掃除なんかやんなくていいべした。なんで、もっと要領よくやんねんだい?ホコリなんかあったって死がねがら!!」と私。 「私は、毎日掃除なんかやった事ねぇし、四角い部屋は、ま~るく掃除すんの得意だべし、邪魔な物は蹴飛ばして歩くし、家ん中ホコリだらけでも、生きてっぞい。」 とんでもない事を、当たり前の様に話す私 「お姉ちゃんは、毎日仕事だもの、出来ないべした」と妹。 イヤイヤ、ただの怠け者だべした。 結婚後、家も大きく掃除の時間は、一日7時間掛けてやってます。 勿論、毎日です。どんだけ~ 「手抜き」という言葉は、妹にはないのです。 私には、「手抜き」の言葉しかありません。 妹は、食事に関しても、一切手抜きなしです。 朝昼晩、全部手料理です。 妹の料理は、心がこもっていて、美味しいのです。 妹の、美味しい料理を、食べれる家族は幸せです。 そこでも私は、とんでもない事を教えるのです。 「もっと、楽すれば?」 「なんで、惣菜買わねの?」と私。 「だって、お金ないもの。」と妹。 「バカじゃないの?スーパーの終わる頃には、惣菜半額になるんだもの。そういう時に買ったら、安くていいべした。時間掛けて、材料を揃えて、なんだかんだって計算したら、惣菜の方が安いべした。 手汚さず…自分で作ったかの様に皿に盛り付けして…はいどうぞ、」って私。 とんでもない事を、教えるのです。 手抜きです。 妹は、天然ではありますが、人よりさみしがり屋で、真面目で、自分の事は後回しで、いつも相手の事ばっかり、そんな心の優しい、気配りの出来る人なのです。 妹を見た、周りの人は、「なんだって、キレイな人だない」 「お人形さんみたいな人だない」 「優しそうな人だない」と口にします。 私は、一言もそんな事、言われた事がございません。 そんな私達ですが、「姉妹なんです」と言うと、「あ~そうがい、似でんない。」とか 「姉妹かい?」 「え?どうして?」と私達。 「なんだか、似てると思って」と言われるのです。 体型も、顔も、性格も、全然似てない2人なのに、不思議な事です。 おったまげ~ そんな妹を、私がどこか、支えてやらなきゃ!私が、何とか守ってあげなきゃ!いつもそう思うのです。 私は、妹よりも、たけしお兄ちゃんの性格に似てると思います。 妹は、色んな事を事細かく、何でも分かっているのです。 そして、当たっているのです。 皆様が、分かっている事で言いますと、千葉の地震を当てたのも妹です。 9月の、大雨もです。 妹は、何でも分かっているのです。
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

527人が本棚に入れています
本棚に追加