私の妹は霊能師

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9.お薬事件 妹の、現在の旦那さんには申し訳ありませんが、元旦那の、お薬事件を書かせて頂きます。 私が、妹の元旦那を初めて見た時の印象は、「ボサ~っとしてる人だなぁ」でした。 「なんだって、ボサ~っとした人だない?大丈夫かいあの人」と私。 「ほなの、いっつもボサ~っとしてんだ」と妹。 「髪はボサボサで、不潔そうだし、締まりのない顔してんだない」と自分の顔を棚に上げて、妹に言ってしまいました。 「ほだよ、そのまんまだもの…」と妹。 「なんだか、あんだに合わないんでねえの、悪い人ではないんだべけど…そういう人、あんだ好きなの?」 なんて酷い事を言うのでしょうか…申し訳ない… 「ん~、いっつもダラ~っとしてんだ…んでも、良いとこもあるんだ」と妹… そりゃそうでしょうよ。 そんなある日、 「うちの旦那には頭に来る!!お姉ちゃん、どうしたらいい?」と妹。 「そんな、訳の分かんない旦那、やっちまえ!!」 出ました、私の十八番です。 前にも書きましたが、妹は、体が弱くいつも薬を常用してました。 痛み止めや、睡眠薬、などなど… 私は、いつも思っていたのですが、何でこの子はいつも体が悪いんだろ?と そこで私は、 「あんだ、飲んでる薬飲ませっちまえ!!」と… 今思えば、恐ろしい事を言ったものです。 妹は、またやってしまいました。 「飲ませました」…… 妹の、元旦那は、寝っぱなしです。 さすがに心配になった妹は、 「死がねんだべか?」 「心配すっこどねえ…死がねがら…」と私。 最終的には、3日間熟睡してました… なんと、妹の睡眠薬は、普通の睡眠薬より強い薬だったのです。 私は、そんな事とはつい知らず… 殺す所でした。 またまた私達は、やっちまったのです。 どうして私は、こんなに、悪いことばっかり妹に教えるのでしょうか? 言われた事を、真に受けて実行した妹に、私は言いたい。 「あんたは、偉い!」 私は、逆立ちしても、そんな事、絶対出来ません。 そんな妹は、災いが起こる前に、体で感知するのです。 頭痛だったり…腹痛だったり…関節痛だったり…全ての災いを、体で感知する妹は、可哀想です… 妹は、言います。 「昔の自分の顔より、今の顔が好き、年を取っていくのが楽しみ…」と 私は、昔も今も、自分嫌い、これから先は… 「年を取るのが楽しみ」 そんな事を思っているのは、妹ぐらいじゃないのでしょうか? 妹は、遠くへ旅行したい訳ではないが、旦那と二人でラーメンを食べに行ったり、散歩をしたり…ちょっとした、本当に普通の日常生活を送る事が夢だと言います。 どこの家庭でも、どこの夫婦でも、毎日普通にやってる事が妹は、出来ないのです。 お気の毒様です…
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