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〜疑惑〜
もしかして、、ユノさん
俺とユチョンさんを間違ったって事?
…って言うか‥ユチョンさんは、今日はユノさんは来ないって言ってたし‥
てか、なんで??
ユチョンさんだったら、シャワー室開けるの?
普通、家族でも誰か入ってたら、外から声を掛けることはあっても、ドアは開けないよね?
もしかして、、…二人は特別な関係??
なんて、一瞬にしてよからぬ事が、頭の中を駆け巡った
特別な関係…かぁ…
なんで俺、こんな事考えてるんだろ
・・・?
それに‥二人が特別な関係だったとしても、俺には関係ないじゃないか、、
なのに、なんで?
なんでこんなに胸が痛いんだろう…?
まさか…ね?
何だかモヤモヤする
すぐに着替えて、ロッカールームを出た
そこにはユノさんの姿はなく、客の居なくなった店舗を片付けているユチョンさんの姿があった
「お疲れ様です」
「あ、お疲れ」
「あれ?ユノさんは??」
「え?あ~・・ユノ??き・・来てないけど」
「え・・?そうですか・・。」
(気のせい??じゃないよ・・あれは確かにユノさんだった)
「外暗いから、気を付けて帰んなね?」
「はい、分かりました。じゃあ、金曜日に。お疲れ様でした」
「お疲れ~」
(なんだか、歯切れの悪い受け答えだったな・・)
なんて思いながら駅に向かうと、胸ポケットに入れてあったはずの定期がない事に気づいた
(あ・・・ロッカールームに落としたかな?)
俺は急いで店に戻ったが、店の電気は消され鍵がしまってた
(どうしよう・・・?)
店の裏手にある、従業員の入り口らしき扉を見つけ、恐る恐る手を伸ばした
カチャ・・
(あ!開いた!!)
俺は意を決して中に踏み込んだ
薄暗い廊下を抜けるとロッカールームがあった
(やっぱり、ココ従業員入り口だったんだ)
中からは薄ら明かりが漏れている
(まだ、ユチョンさん居たんだ!良かった!これで家に帰れる!)
そっと扉を開け、中に入るとユチョンさんの姿はなかった
(あれ・・・?)
ふと、シャワールームで視線が止まった
(なんだ、シャワー浴びてるのか?・・それにしても不用心だな?裏口開けっ放しで・・)
俺は、自分のロッカーを探った
(あれ??ないな・・どこで落としたんだろう??)
キョロキョロしていると、シャワールームの前に落ちてる定期を見つけた
(あ!!あった!!)
俺は近づき、中でシャワーを浴びているであろうユチョンさんに声を掛けようとした、その時
中から、怪しげな声が聞こえた
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