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〜気が付いてしまった想い〜
学校帰りにあのカフェの前を通ると、どうしてもあの日見てしまった事を思いだしてしまう
別に同性だろうが、付き合ってるんだろうが、俺には関係ないし
バイトが出来ればいい
でも、割り切れないないモヤモヤした何かが蠢いていた
ユノさんと仲良くなる為、カフェに通うためにバイトを始めたけど・・
完全に目的を見失った
あれ?俺・・何がしたいんだ?
気が付いた時にはもう遅かった。
あ・・俺は・・・・。
認めたくなかった
男が好きだなんて・・
本当は気が付いてた
心のどこかで、この気持ちの名前を。
でも、気づかないふりしてたんだ
俺は、長男だったから・・
最初から許されない恋。
同性だし、年が離れすぎてる
ただの憧れの人だったら良かったのに・・
こんなにも胸の中に居るなんて
俺、どうすればいいんだよ?
あの二人の間には入れない・・ こんな気持ち、知らなきゃ良かった
あの日、雨なんか降らなきゃ良かったんだ。
そうすれば、俺は・・ユノさんに出逢う事もなく、今も変わらぬ日常を送ってただろう。
きっとこれは神様の悪戯
俺は、天気すら恨んだ
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