〜気が付いてしまった想い〜

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あ、、 今日は、ユチョンさんと二人なんだ…昨日みたいに、忙しければいいな‥ なんて思ってる時に限って暇で‥でもこれといって話すこともなく、、 只々、当たり障りのないファッションの話や、最近の学校の流行りの事を話してた 「これから混むかもしれないし、早めにメシ食っときなよ」と促されて、カフェの一角で賄いを食べ始めた 「今日は、夕方からユノ来るから」 その一言で、咽せてしまった 「ゴホッ‥ゴホ」 「大丈夫?…ゆっくり食べな?」 「はい、スイマセン…」 (はぁ…) いい感じに忘れてたのに‥またあの日の事を思い出してしまって、切なくなった 二人がラブラブなら、俺なんか入る余地もない でも・・・ 日に日に膨れていく想いから、目を逸らせなくなっているのも事実。 いろんなモノの柵に只々嵌っていくだけで、自分でもどうしようもなくて だからと言って自分では解決できないこの恋に、知らぬ間にどっぷりと溺れてしまっていた 食事が終わるタイミングで、店も混み始め忙しくなった 「ユチョンさん、食事は?」 「ああ、調理場でちょいちょいツマミながら、仕事するから心配無用!」 「分かりました」 それから引っ切り無しに客が入って、仕事以外の会話は殆どしなかった カランー 「いらっしゃ・・ ユノさん・・」 「おう。ジェジュン頑張ってるな?」 「はい・・」胸の鼓動が早くなった 俺・・赤くなってないかな?顔が熱くなるのを感じた 「ん?どうした??」 「あ、いや・・別に」 ユチョンさんに目配せで会話をするのを見ると、どうしても胸が痛む ユノさんが着替えて店に出るころ、一旦客足が引いた 「ユチョン、ジェジュン、少し休憩入っていいぞ?」 「は~い」 「わかりました」 俺はユチョンさんと二人で、ロッカールームに向かった
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