〜想定外の出来事〜

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〜想定外の出来事〜

ロッカールームにあるソファーに腰掛けると、ユチョンさんが隣に座った 「「……………」」 暫くの沈黙の後、ユチョンさんが口火を切った 「あの日、見たんだろ?」 その一言で、ユチョンさんが言おうとしてたことが分かってしまい、俯いた 「え…っ…とぉ…その‥あの‥」 しどろもどろになってしまった俺の肩に腕を乗せられ、引き寄せられた 密着して緊張で強張った身体 耳元に唇を寄せられ、息を吹きかけられた 突然の出来事にピクンと身体が跳ねる 「フフ…堅くなっちゃって、可愛いな…」 「……ユチョン‥さん??」 俺が恐る恐るユチョンさんの顔を覗き込んだら、何かが唇を塞いだ それが、ユチョンさんの唇だとすぐに気がついたけど、硬直した身体は動かなくて瞬きさえも出来なかった すぐに唇は離されたものの、俺は暫し放心状態だった 「あれ?もしかして‥ハジメテだった?」 放心状態の俺の目の前で手をヒラヒラされてふと我に返った 「……いえ…」 「そ?…なら、よかった」 そう言って立ち上がり、ロッカーに背中を預けた 「で?いつから見てたの?」 「シャ、…シャワールーム」 「ふぅ~ん?」 「………」 「抵抗ある?」 「いえ… べつに…」 「そう…」 そう言って、いつものようにふにゃりと笑った 次の瞬間 ユチョンさんに押し倒されて両手首をソファーに縫い付けられた (え…??ちょ‥っと‥) 抵抗する間もなく再び唇を塞がれた
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